入社2年目の社員にインタビュー

松木 基さん(24歳)

高知精工メッキ株式会社

鉄工2課 NC旋盤 旋盤加工担当

入社2年目

教育

先輩たちが見守ってくれた新人時代

 高校卒業後、高知のポリテクセンター(職業能力開発センター)で2年間学び、さらに応用課程として香川県の四国職業能力開発大学校に進学。旋盤やフライ盤などの基礎的な知識について学びました。地元の南国市での就職を考えていた時、この高知精工メッキ(株)がめっきと機械加工の両方技術を持ち、一貫生産もできる高い技術力の企業であると知って魅かれました。自分自身、じっくりと時間をかけて技能を磨いていくものづくりの道で、飯を食っていこうと決意していましたので。

 入社して2~3カ月は先輩社員が教育担当として指導してくれます。入社当時は立ち仕事に慣れるだけでも大変で、何を聞いたらいいのかすら分からない状態でした。でも先輩方はそんな僕のこともすべて理解して、見守ってくれました。

試練

毎日毎日変化し精度も求められる仕事の厳しさ

 鉄工2課は大型の品物もたくさん扱います。材料にしても学校では手のひらサイズのものしか見たことがなかったので、大きな鉄の塊が高速回転しているのを見て本当に驚きました。僕は「工場」には基本的にラインがあって、流れ一定の作業をするんだと思い込んでましたが、ここではつくるものが毎日違います。その上、新人でもかなり難しい仕事を任されますので、ごくたまには削りすぎたりすることもあります。入社して2~3カ月目に初めて経験した時は食事がのどを通らないほど落ち込みましたが、その時は先輩の励ましに支えられました。

 また精度については、機械を超えるレベルを要求されます。気温が1℃上下すると、金属が伸び縮みして誤差が出ることもあります。それをあらかじめ計算して100分の1ミリまでに抑える。そこまで厳しい世界なんだと実感しましたね。

達成感

難しい仕事を完成させた時が一番うれしい

 安全面はとても厳しく言われます。1トン以上ある品物を扱うので、集中力を保つように心がけています。最近は朝8時に仕事に入ると自然とスイッチが配置ますし、17時のチャイムを聞くと今日も安全に作業できたとホッとしますね。

 大変なこともありますが、やっててよかったと思うのは品物が完成した時。難しい物を完成させて、「こんな難しいのとくやったな」と川澤さんや先輩に褒められた時が一番うれしいですね。現在の資格は仕事に必要なクレーンやフォークリフト、玉掛けなど。これからは技能に関連した資格も目指したいと思っています。そして、難しい仕事はまず松木に相談しよう、と言われるような技能者になりたいですね。

先輩から後輩へ

川澤 薫さん(41歳)
鉄工2課 入社20年目

技能のレベルアップ・技能者の育成が会社を支えている

 僕と松木くんが所属する鉄工2課は旋盤加工が中心。量産ものがほとんどなく、つくるものが日々変化します。しかも、工作機械の心臓部といった主要部分が多く、高い精度を要求される厳しい部署です。松木くんが配属された新人の頃、私が教育を担当し、私が使っていた機械を今、彼が使っています。かなり難しい作業を任された時は本当に大変だと思いますが、入社当時の自分を思い出して励ましたくなりますね。

 うちの会社は技術力だけが支えなので、技能者のレベルアップには真剣です。先輩が新人に教育するOJTのシステムが伝統的にあり、また社長が技能検定の取得を奨励してみんなを鍛えてくれます。私自身も機械加工(マシニングセンタ作業)の1級を取得していますが、この会社で育てられ磨いてきた技能は一生持っていける大切なものだと思っています。

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高知精工メッキ株式会社
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高知県南国市日吉町2-1-12
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MAIL:mail@ksm-com.jp

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